最近マスコミの「歯科歯科医師・歯科衛生士の感染リスクが高い」とする報道に引用された、ニューヨークタイムスの記事です。
 ここでは、ウイルスに「暴露」するリスクと書かれているのが、なぜか「感染」リスクと日本のマスコミでは受け取られています。が、実は標準予防策を講じている歯科医師・歯科衛生士の感染はほかの職種より少ないのです。
「疾患に接しやすい」と「人との距離が近くなりやすい」の2軸で職業をプロットすると、歯科医師、救急救命士が圧倒的に暴露されるリスクの高い職業となります。
 しかし、暴露リスクが低いであろう看護師や介護士と比較し、罹患数は低い結果が出ています。
 そして、疾患と接するリスクは低いはずのコーヒーショップやスーパーの店員の罹患数が高い結果がでています。
 その結果、エッセンシャルワーカーの皆さんにも、標準予防策の徹底がすすめられています。

【10万人当たり感染者数の比較をしてみると、(2020年5月16日現在)】

日本全国  16,253名  人口10万人当たり 12.9人

歯科医師     9名  職業10万人当たり 8.6人
歯科衛生士    7名  職業10万人当たり 5.3人

この結果からも、歯科医師・歯科衛生士の感染が少ないことは明らかです。
なお、患者さんからの感染例は、歯科衛生士の1例のみです。